
2006年01月19日
洗濯機のカビを防ごう!(設計編)

先日、社内ミーティングの際、所長からの提案で、
「これから設計する住宅・現在進行中の住宅の洗濯機用の水栓には、お湯の
水栓も設けること。」
と決まりました。
というのもアトピーの原因の一つとして洗濯機のカビ繁殖にあるのではないか、
という研究報告の記事があったからです。
その記事は、大阪市立環境科学研究所の濱田氏の研究報告で、洗濯機内で繁殖した
カビが洗濯水1ミリリットルに胞子4000個も含まれている、それがアトピーの
要因の一つの可能性がある、というものでしたw(☆o◎)w。
アレルギー性皮膚炎(アトピー)は、カビ以外にもダニ、科学物質、
ストレスなど色んな要因が絡んでおこるものです。
しかし、実際にアトピーの人にとっては、取り除ける要因は一つでも
取り除きたいはずです。
そこで、アトピー対策として私たち建築士や設計事務所が取り組んでいける
こととして、
『洗濯機内のカビを増やさない』
ということが出て来ました。
シックハウス対策として、科学物質を含まない建材だけを使用する
動きになってきたように、洗濯機のカビに対しても出来ることが。
新しい洗濯機の開発?!いやいや、それはいくらなんでも建築士は
できないはずよ… ┐( ̄ー ̄)┌ 。
出来ることは、洗濯機を置く環境を湿気のこもらない空間にすることと、
発生したカビを殺すことです!!( ̄^ ̄)。
洗濯機につくタイプのカビは熱に弱いらしく、45℃程度のお湯で
死滅するんだそうです。
そこで、水栓にお湯と水の両方を設ければ、定期的にお湯を入れて、一晩
放置したあと、洗濯すればカビの繁殖を防ぐことが出来ます。
洗浄の専門業者さんにいつも頼むのはお金がかかりますし、
お風呂の残り湯を入れるにも運ぶのが大変ですし、第一沖縄の場合、湯舟に
お湯を張らないことも多いですからね。
お湯の水栓があるだけで、安上がりでとても簡単な洗濯機掃除が出来るのです。
あ、あと 洗濯が終わったあと、洗濯機の蓋を開けておくのもかなり
有効だそうですよ。(奥家)

Posted by AKS at 21:11│Comments(2)
この記事へのコメント
へぇ~そんなんだ!!
アトピーの私には参考になりました。
(ここ数年は大分ましになったけど)
今は洗濯機のふた開けているから
なるほど大分ましです。
アトピーの私には参考になりました。
(ここ数年は大分ましになったけど)
今は洗濯機のふた開けているから
なるほど大分ましです。
Posted by あや at 2006年01月20日 21:57
あやさんへ
コメントありがとう!
そうなんです、お湯で簡単に殺せるカビなんですね。
私も家の洗濯機、洗濯が終わったらしばらく蓋を開けて
いますよ。ベランダに置いてあるので風通しはいいのですが、
横なぶりの激しい雨の日は蓋を閉じてても中に水がたまってます…。
コメントありがとう!
そうなんです、お湯で簡単に殺せるカビなんですね。
私も家の洗濯機、洗濯が終わったらしばらく蓋を開けて
いますよ。ベランダに置いてあるので風通しはいいのですが、
横なぶりの激しい雨の日は蓋を閉じてても中に水がたまってます…。
Posted by G&E at 2006年01月20日 22:44