› 5つぼのしきち › 軍艦島について
2008年09月24日
軍艦島について
軍艦島
人間が人間の目的で造ったところに人がいない。
そうすると、そこには人間の目的だけのカタチが残る。
個人が有した影ではなく、圧倒的な規模の地帯が居残る。
完全に社会、人間生活から抜け落ちたその時、建造物は威厳、貫禄というもの
をはじめて持ち備える。
人がいる時は、人の目的で機能している。
人がいなくなると、それは死ぬ。
しかしその時から建造物はやっとひとりで時を刻む。
雨に打たれても、風にさらされようと、一度「在る」ことになったものはなか
なか死なない。
そればかりか、そこから建造物は建造物だけの時を刻み、生きている。
あの威力、あの威厳。
決して死んだものからの風格ではない。
人がいなくては成立しないはずの建造物は、人がいなくなって、それでも生きていた。
そこに人はいない。
(仲本)
←只今17位! 廃墟萌え!
人間が人間の目的で造ったところに人がいない。
そうすると、そこには人間の目的だけのカタチが残る。
個人が有した影ではなく、圧倒的な規模の地帯が居残る。
完全に社会、人間生活から抜け落ちたその時、建造物は威厳、貫禄というもの
をはじめて持ち備える。
人がいる時は、人の目的で機能している。
人がいなくなると、それは死ぬ。
しかしその時から建造物はやっとひとりで時を刻む。
雨に打たれても、風にさらされようと、一度「在る」ことになったものはなか
なか死なない。
そればかりか、そこから建造物は建造物だけの時を刻み、生きている。
あの威力、あの威厳。
決して死んだものからの風格ではない。
人がいなくては成立しないはずの建造物は、人がいなくなって、それでも生きていた。
そこに人はいない。
(仲本)
←只今17位! 廃墟萌え!
Posted by AKS at 12:59│Comments(3)
この記事へのコメント
「廃墟萌え」良いっすねぇ。
内に入って行くにつれて、自分が経験した事のない場所、肌でしか感じれない空気に触れて、不安と期待がいりまじる空間になっている。終わってしまったことで、違う何かが産み出てくる期待感を覚えてしまいます。
人から離れたことで、人が惹きつけられる、そんな滑稽さが魅力的っすねぇ♪
内に入って行くにつれて、自分が経験した事のない場所、肌でしか感じれない空気に触れて、不安と期待がいりまじる空間になっている。終わってしまったことで、違う何かが産み出てくる期待感を覚えてしまいます。
人から離れたことで、人が惹きつけられる、そんな滑稽さが魅力的っすねぇ♪
Posted by miyaisam at 2008年09月24日 21:31
miyaisamさん
コメントありがとうございます。
確かに滑稽ですよね。
そこに「在る」はずのものがない。
その事によって、想像力が働くんでしょうね。
コメントありがとうございます。
確かに滑稽ですよね。
そこに「在る」はずのものがない。
その事によって、想像力が働くんでしょうね。
Posted by 仲本 at 2008年09月25日 17:55
軍艦島・・・
一度は行ってみたいです
沖縄の廃墟だと「中城高原ホテル」ですが
もともとオープンしたんだかしてないんだかわからないので
生活感が全然ないんですよね
でも生活感が残っている廃墟は
撮影時ちょっと恐いかも・・・
一度は行ってみたいです
沖縄の廃墟だと「中城高原ホテル」ですが
もともとオープンしたんだかしてないんだかわからないので
生活感が全然ないんですよね
でも生活感が残っている廃墟は
撮影時ちょっと恐いかも・・・
Posted by takkaja at 2008年10月17日 20:18