
2008年06月04日
今の業界事情
現在、新聞やテレビでもよく取り上げられていますが、去年の6月に
建築基準法が改正されてから、確認申請の作業量がかなり増えて、特に
構造計算がより細かく大量の資料を必要とするため時間がかかっています。
そんな中でも住宅のほとんどが鉄筋コンクリート造で、木造の住宅が多い
他県に比べ構造計算が複雑な沖縄は、特に時間がかかっています。
さらに構造計算の出来る構造事務所が沖縄はとても少ないのです。
構造担当者を確保するのに一苦労している現状。
予約して待っている状態です。
先日も長い付き合いの構造事務所に、
「お願い!平屋の25坪だからそんなに時間かからないはずっ!
来月の予定の中にどこか滑り込ませてっっ!!」
と、電話で強引にお願いしてなんとか承諾をもらい、いつもはうちの事務所に
来てもらって打ち合わせするのを、私が出向くから、と気が変わらないうちに
約束を取り付けました。もうこっちも必死です。
で、うちの別の物件も何件もお願いしているので、夕べCちゃんが
「まだですか〜?」
と催促の電話。
「う〜ん、明日まで待って。
あ、そうそう前里さん、いる?」
打ち合わせの延期だとにらんだCちゃん。
隣の部屋で仕事してる私を見ながら、
「前里は今日はもう帰りました。」
そして、今朝。
同じ構造設計者にチーフのHさんが電話。
「お願いしてた物件いつ出来ますか?」
「もう少し、待って。別のものがまだ終わらなくて。
あ、今日この後、前里さんと打ち合わせすることになってたんだけど…」
今日の打ち合わせキャンセルだとにらんだチーフ。
すぐ側で今から出かける準備をしていた私を見ながら、
「前里ならもう出ましたよ。」
「え、あ そう…。」
ナイスフォロー。 誰も断らせず( ̄‥ ̄) = =3。
(前里悦子)

Posted by AKS at 22:27│Comments(0)