
2007年09月08日
災害対策
本州は台風9号が上陸し、大きな被害が出たようですね。
被災された方々にお見舞い申し上げます。
本州では、沖縄にはない大きな川が多いので、また被害が大きくなりやすい
のかもしれません。
ただ、昨日その台風被害の状況をニュースで見ていて、ちょっと唖然と
したことが。
その被害にあったレストランは海のそば。
テラス席のテーブルやイスが波や風によって倒され、店のガラスにぶつかって
ガラスが割れ、店の中もぐちゃぐちゃになっていました。
沖縄に住んでいる人は気付きました?
なぜ、台風対策をしなかったの?って。
台風が来るとなると沖縄では屋外にあるものをしっかり固定したり、
室内に避難させます。
屋外に物を置いたままにしていたら台風で倒されたり飛ばされたりする事が
当たり前と思っているからです。
ましてやガラスは割れる素材です。
実際、台風がよく来る沖縄と本州とでは使用されるガラスの強度が違います。
沖縄で使用されるガラスは、設計風圧を計算する際の基準となる風圧を
46m/sとして計算しますが、例えば、東京では34m/sとして計算します。
つまり、ガラス自体、沖縄より本州のガラスのほうが耐えられる風圧が小さい
のです。
あのレストランもテラス席のテーブルとイスを室内に入れておけば
被害はずっと少なくて済んだのでは…。
普段、その災害が身近でないと敏感に対策の判断ができないのかも
しれませんね。
それを考えると、全く地震対策をしていない私。
何事もきちんと備えをしなくては、と考えさせられたニュースでした。
(前里 悦子)

Posted by AKS at 17:42│Comments(0)