渡名喜島
先週、たまには離島にでもと思い、夫婦で渡名喜島に行ってきました。
泊港からフェリーで2時間10分、人口500人に満たないほどの小さな島で、空港は
もちろんのこと、バス、タクシーも存在しません。
そのかわりに、でもないですが、村で集落の景観保存を図っていてるため、
伝統的家屋がおおく存在します。
また、路地は砂が敷き詰められたフクギ並木で、とても絵になる。(道幅は2mぐらい)
名無しの石敢當
集落の大きさは500m四方ぐらいなので、歩いてすぐに回れちゃいます。
泊まった宿は、古民家を改修して使用していたため、古民家の間取りのよい点、
現代の技術なら改善できる点などがわかって、いい勉強材料になりました。
渡名喜島では毎年この時期に綱引きがあり、その綱を編むために、ボランティアの人が
県外各地から集まっていて、夜はそのグループにまぎれて、公民館で一緒に夕食をいた
だきまいた。(ビール飲み放題!)
老人会会長が元気で、乾杯の挨拶をとりあえず乾杯してから話し出す所が
まじおもしろかった(笑)。
この小さな集落で1日を過ごしている間、現実ではないような、どこか創られたられた
世界のように感じていた。
海を渡っている最中に、村上春樹の「1Q84」みたいに、違う世界に入り込んだような
気分。
いろんな物事の価値や意味が微妙に違ってくるというか、どこかピントが合わない
ような感じで、そこは、確かに沖縄なんだけど、僕が日頃感じている沖縄ではない、
違う沖縄が存在していた(きっと島の人からすれば、本島がそう感じるんだろうけど)。
謎と言えば大げさだけど、当たり前には見過ごせない感じが、
思考を呼び起こしてくれる。
帰りのフェリーを待っている間に、ウミガメを見に行って、
おやつに「となっキー」(クッキーです)を買って帰り、1泊2日で、この感覚が味わえ
るなら、他の島にも行ってみようと思いました。
(仲本)
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