思い出の東北研修

AKS

2008年03月30日 00:52

こんばんは。スタッフの山内です。
行ってきました、東北研修!!今日は旅先での事を書かせて頂きます。
初日は極寒の仙台に到着し、夜の「仙台メディアテーク」へ。





「仙台メディアテーク」はギャラリー、図書館、映像センターを複合した公共施設です。
上階まで突き抜ける「チューブ」と呼ばれる13本のパイプが、構造体でもあり、ネットワークケーブル・設備配管、また階段・エレベーターといった垂直動線にもなっています。
光・水・情報・人のすべてが「チューブ」を通るんだなーとワクワクしました。あと、想像していたよりも細い鋼管の集合体で建物が支えられていたことに驚いた。



外観はこんな感じで、「チューブ」の直立せず屈折した配置から、通りに植えられたケヤキの木の枝を連想させられておもしろかったです。

この施設が仙台の人にどのくらい利用されているかは分かりませんが、図書館には程よく人がいて、皆メディアテークをそれぞれに活用しているように見えました。そんな仙台と仙台の人をうらやましく思った1日目でした。








翌日の「宮城県図書館」です。



ここは森の中にある宇宙船みたいな図書館といった感じで、館内は遠く反対側まで見渡せて、利用者相互の一体感がありました。
開口はドーンと森に開けているのかなと思いきや、意外に小さく抑えられていました。それが読書や学習に集中できる環境を作りだしているのかなーと思いました。

個人的には「メディアテーク」の図書館と比較すると、声を出しづらい(いい意味で)、厳粛な雰囲気の図書館だなと感じました。軽く閲覧するなら「メディアテーク」、思いっきり勉強したいのなら「宮城県図書館」といった感想を持ちました。規模も施設の概念も違うし、比較の対象にすべきではないかもしれないのですが…。

どちらも利用する人次第で捉え方は違うと思いますが、少なくとも建築で居場所や環境といったものを少しでも心地良くする事ができるのだとあらためて考えさせられました。今後住宅設計を通して、そういったものを体現出来たらといいなと思いました。

                             (山内)

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