これが『萌え』っていう気持ちなの
色々京都の写真をアップしようかと思ったのですが、今日は関西空港から
梅田へ行くまでのバスの車窓からの風景。
最近、本屋さんで『工場萌え』という写真集を発見。
建築を生業としている私たちの中には、廃墟マニアって結構いる気がします。
そういう写真集もけっこうあるし。
あと、団地だとかダムだとか。
そんな中で私は工場が好き♡。
父親が大きな工場で働いているからでしょうか。
私が初めて建築を意識したのは、磯崎新氏が設計した北九州美術館を
訪れた中学生の時でしたが、それだけ印象に残っているのは、美術館から
出て階段を下りてくる途中、眼下に広がる北九州工業地帯がたまらなかった
からだと思うのです。なんだかスケールの大きい工場にムズムズわくわくしてました。
この写真集を見つけたとき、
「おぉ〜っ、私とまったく同じ気持ちの人っているんだ!!」
とすごく嬉しくなって、なぜか退職するY君に餞別としてこの写真集を
プレゼントした、という経緯があります。
(だんなさんには「なんでそんな微妙なものを…」と言われましたが…)
大きなタンクも煙突もいいのですが、なんといってもあの配管(パイプ)が
たまらないでしょ。あんなに四方八方に広がっていて何一つ機能として
無駄がないんですよっ!
そうしたら、先日ラジオ番組の『アバンティ』で、
トークテーマが『履歴書に書きづらい趣味』という週に
この『工場萌え』の著者が出てて、
「工場は一見装飾過多に見えますが、すべてに意味があって装飾では
ないところがいいんです。」
とまったく同じ感想を言っていました!!
と、こんなに熱くなってもあまりみんなについて来てもらえない所が
工場好きの寂しいところです…。
今回の旅行中、久しぶりにたくさんの工場を見て車窓から一人、
「うひゃーっ」
と喜んでいた私でした。
(前里 悦子)
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