建築士の私に出来ること

AKS

2007年07月19日 20:41

 平成19年新潟県中越沖地震では、たくさんの家屋が倒壊し、多くの方が
避難所生活を続けられている様子を毎日テレビで見ています。

ニュースの中で、倒壊寸前の家屋に張り紙がされているのが
映っていました。









これは、応急危険度判定士が貼ったものです。


応急危険度判定とは、余震などによる2次災害を未然に防止するため、
被災した建築物の被害状況を調査し、その建築物が引き続き使用できるか
どうかの判定、表示を応急的に行うことです。
調査した建物には、「危険」(赤紙)、「要注意」(黄色紙)、「調査済」(緑紙)の
3種類のいずれかの判定ステッカーを貼ります。


この作業を判定士という認定登録を受けた専門家(建築技術者)が市町村や
県からの要請を受け、実施するのです。

今回、社団法人 日本建築士会連合会のHPを見てみると、新潟県から要請を
受けて、建築士会の判定会員が1日400名ずつも派遣されていることが
分かりました。



先日、青森に行ったときに新潟の女性建築士さんから
3年前の中越沖地震後の復興活動についての話を聞いてすぐの今回の地震に、
とても他人事には思えなくなりました。




地震の少ない、といわれている沖縄でもいつ大きな地震が襲ってくるか
分かりません。
その時、私に出来ること・・・。



この本州から離れた離島県である沖縄。
判定員が大勢すぐに確保できるとは限りません。


次回の応急危険度判定士の講習を必ず受けて、しっかり登録をしようと
堅く決心した今回の地震でした。

                         (前里 悦子)


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