根っこの話
建物を設計する上で、敷地に木を植えるとき、その木がどのくらい
成長するか考えなければなりません。
それは木が、枝の広がりと同じように根っこも広がっていくからです。
建物との距離を間違えると建物の基礎に影響を与えることになってしまいます。
重要文化財の保存委員の方がおっしゃっていたことには、
「木を保護しようとしたらその木が植わっている場所だけでなく、枝が
伸びている先まで根も同じように伸びているので、木の枝が道まで出ていたなら、
その道も保護する必要がある。」
ということでした。
私が好きなイラストレーターのヨシタケシンスケさんが本の中でこんなことを
描いていました。
『大きくなればなるほど、立派になればなるほど、人に見せない部分も
大きくしなくてはいけないのです。』
(前里 悦子)
←只今22位! さぁ、レッツ一日1クリック!人気blogランキングへ